レールガン実射記録−2
2006/03/22
巨大コンデンサは搬入までまだ一ヶ月かかりそうです。。 とりあえず今日は電解コンデンサ連結用のアルミ板を切り出して、実際に接続してみました。
うーん。電解コンデンサでもこれだけあると迫力があります(爆 直列につないでもまだ50000uF以上あるので、MOTを使用しないと充電に恐ろしく時間がかかりそうです。 ただ電圧は1KVにも満たないので瞬発力に欠けます。 もしかしたらこの大容量を生かしてレールの方に使用したほうが高効率を出せるかもしれません。 またコンデンサが届き次第、試してみたいところです。
こちらはデカいスライダックです。 今まで1Aの小型のものを使用していましたが、ヤヴァイ音を発するようになったので大型のものを購入しました。 最大30Aまでいけるので、コンデンサの充電以外にもボール盤の回転速度の調整等にも使えそうです。 にしても重い…。20kg以上あるので持ち運びがしんどいですゎ。。
2006/03/28
電子レンジのトランスです。 100Vで入力し、出力は3kV、容量はテスターのスペック不足で量れませんでしたが3KVA程度はありそうです。重量が15kgもあるだけありますw 上にまな板をネジで固定してあります。 スライダックと組み合わせれば最大AC4kVを取り出すことができ、全波整流した後にコンデンサに蓄えることができる電圧はDC5kVを裕に超えます。 初めは2つのトランスを使い、入力側を並列、出力側を直列にして5kVを取り出そうと考えていましたが、このトランスなら1つで十分そうです。
が…
1000vまでのテスターだったのですが、それ以上行っても計測できたので調子に乗って1500Vまで上げたらこの様です。。 抵抗が丸コゲ… ヒューズも蒸発してしまいましたw ヒューズはいいとして、抵抗も交換できるかと思ったのですが、ここまで丸コゲだとカラーコードが読み取れません。。
2006/04/02 なんとかテスターを再度入手。 実はテスター3台持ってたりしますが、400Vレンジのものだったりと高圧では使いにくいのです。 今日は雨が降りまくっているので、明日900V-25000uFの10KJでコイルガンでも撃ってみようかと思っています。 電圧、容量ともにかなりのものなので100m/sぐらいはいけるかもしれません。 あえて半分の14個にするのは容量の関係です。 28個にすれば、変換エネルギーも倍になるのでは?と思われるかもしれませんが、間違いなく14個よりも劣ります。 理由はその容量にあり、50000uFというとかなりのもので、通電時間が非常に長くなります。 その結果、弾がコイルの中心を抜けてもまだ磁力が切れずに弾をコイル内部に引き戻してしまいます。 最悪発射されないか、自分のほうに飛んでくることになります(爆 経験上20000uFぐらいが最適だったので、半分でも微妙に多いかもしれませんがとりあえずやってみます。
…レールガンはちょっとしたアクシデントで、弾が内部に詰まった(爆)ので一度分解する必要がありますw 28個のボルトを外すのはしんどい作業なので、ちょっと放置中ですw
2006/04/03
コイルガン撃ってみました。 結局コンデンサは12個で、900V-24600uF 9.9kJでの発射となりました。 これほどのエネルギーになると、半導体制御は厳しいのでデカいナイフスイッチをつかっています。 スパークギャップほどではないですが、ONにするときに結構火花が散りましたw
コンデンサバンクおよび高圧トランスです。 すさまじい容量で、MOTを使っても充電に3分ほどかかってしまいました。
動画 1mm近い厚みのあるスチール缶を標的にしたのですが、片面を貫通して反対側に突き刺さっていました。 相当なエネルギーを持っていたことがわかります。
2006/04/04 28KJでレールガンを発射してみました。 プラズマ生成用が5KJ、二次加速用が23KJ、すべて電解コンデンサです。
配線は充電部分を除き、すべて極太のものを使用しています。
コンデンサバンクです。 昨日コイルガンで使用したものを更に並列に接続しています。 スペックは900V-57400uF、23KJとなります。
動画 凄まじい爆音とともに標的の缶がぶっ飛びました。 ついでに1箇所圧着端子の接続が緩かったらしく、そこもぶっ飛びました(爆 どうも携帯のカメラはダメですね。。銃口からのプラズマがほとんど映っていません。 かわりに圧着端子がぶっ飛んだ時の火花が映ってますw 音も高音域は録音できなかったのか、実際より小さめです。 缶を貫通した弾は、そのまま目視できない速度でどこかへ飛んでいってしまいました。 おそらく音速は突破していたでしょう。
弾発見したのですが、再び紛失したため写真はありません。。 しかし3KJのときとは明らかに違い、一度プラズマ化したスチールウールと思われるものが、弾の側面に蒸着されていました。 レールと接する面の損傷もかなり激しいです。
2006/04/22
今回は先端を円錐形にした貫通弾で、1mm厚のスチール缶を標的に撃ってみました。
材質は真鍮のままなので、あまり硬い標的に撃ちつけるとつぶれてしまうかもしれませんが、1mm程度の鉄なら問題ありませんでした。
中を肉抜きしてあるので、重量は普段のモノと大して変わりません。
缶の後ろには袋に土を詰めて圧縮したモノがおいてあります。
摩擦で運動エネルギーを殺して弾をとめることができる、、はずだったのですが…↓
貫通してしまいました(爆
一気に貫通能力が上がったらしく、普段なら回収できるはずの弾が回収できませんでした。。
動画
コンデンサバンクから昇った爆炎で見にくくなっています(爆)が、袋の後部から煙が出ているのがわかりますでしょうか?
貫通した弾はおそらくそこから飛び出したものと思われます。
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